野村修也の出身高校
野村修也 学者
- 野村修也卒業高校
- ラ・サール高校 偏差値 鹿児島県高校偏差値ランキング
- 学者ランキング
- 116位 / 1027人中 学者別偏差値ランキング
- 性別
- 男性
- 生年月日
- 1962年4月12日生まれ
野村 修也(のむら しゅうや、1962年4月12日 - )は、日本の法学者。専門は商法。学位は法学修士。中央大学法科大学院教授。北海道函館市出身。
森・濱田松本法律事務所弁護士(第二東京弁護士会所属)。司法試験には合格していない。金融庁および総務省の法令等遵守調査室長として、民間人でありながら中央省庁の内部から国家公務員のコンプライアンスを監視する役割も担ってきた。
会社法のほか、保険法や運送法を含む商法全般にわたって多数の研究業績がある。金融法やM&Aの実務にも精通している。また、コンプライアンスや内部統制に関する研究でも知られる。
学部および大学院では永井和之の指導を受けた。1998年に中央大学法学部教授に就任してからは、さまざまな公職にも就いている(職歴参照)。代表的な活動としては、金融監督庁(現・金融庁)の参事として金融検査マニュアルの策定にあたったほか、竹中平蔵大臣(当時)の下、金融庁顧問(金融問題タスクフォース・メンバー)として不良債権処理にあたったことが挙げられる。また、法制審議会会社法(現代化関係)部会幹事として2006年に施行した会社法の成立にも尽力した。その他、経済財政諮問会議の専門委員として国の資産債務改革にも努めた。現在は、郵政民営化委員会委員として日本郵政公社の民営化プロセスを監視している。また、新司法試験の開始前から問題の在り方の検討に携わり、第1回目の新司法試験から現在まで考査委員を務めている。
国民年金の不正免除事件で厚生労働省の調査委員を務めたことがきっかけで、5000万件の「宙に浮いた」年金記録問題についての調査委員を歴任。その後、福田康夫内閣総理大臣(当時)の特命を受け、舛添要一厚生労働大臣の下に設置された「年金記録問題特別チーム」の室長に就任した。このチームは、伊藤達也首相補佐官(当時)と連携しつつ、年金記録問題の解決の道筋を検討するとともに、社会保険庁の保管する紙台帳の現況調査や年金記録の遡及訂正案件のデータ調査などを実施し、福田総理(当時)へ報告した。その後、福田改造内閣の発足時に、いったんチームは解散するが、麻生内閣の発足と同時に年金記録の改ざん問題が社会的関心を呼んだのを受けて、2008年10月6日に、舛添要一労働大臣直轄の組織として「標準報酬遡及訂正事案等に関する調査委員会」が組織され、その調査委員長に就任した。同年11月28日に、同調査委員会は、年金記録の改ざん問題について、「現場レベルでの『組織性』」を認定する報告書(野村委員会報告書とか、野村レポートなどと呼ばれる)を公表した。
行政改革にも詳しく、2007年には行政改革推進本部の「官民人材交流センター」の制度設計に参加したほか、2008年には社会保険庁の後継組織である日本年金機構の設立に尽力した。民主党政権の下でも、2011年には、行政刷新会議における独立行政法人改革のWGに参加し、独立行政法人の評価にあたった。
また、2012年1月には、大阪市の橋下徹市長より大阪市特別顧問に任命され、大阪市長・市職員・市会議員らから完全に特立した「第三者調査チーム」を率いて、市職員の政治活動や労働組合活動の調査を実施した。2012年3月1日には「大阪市役所で発見された違法ないし不適正行為について(調査中間報告)」を公表し、同年4月2日には最終報告「大阪市政における違法行為等に関する調査報告」を公表し、大阪市役所の職場環境の適正化に向けた提言を行った。2月10日から2月16日にかけて、調査チームは、大阪市の全職員に対して、政治活動や組合活動についてのアンケートを実施した。大阪市の市労働組合連合会が大阪府労働委員会に対して救済を申し立てたことから、野村は2月17日に記者会見し、府労委の審査の推移を見守るとして、調査の凍結を発表した。府労委は2月22日、アンケート本文に回答しない者は処分の対象となると書かれてあることから、調査が続行されれば救済の基礎が失われる恐れがあるなどとして、調査の続行を差し控えるよう勧告した。4月6日、野村は大阪市の地下駐車場で、アンケート調査のデータが入ったDVDをカナヅチで破壊し、アンケート用紙の入った箱を全て未開封のままシュレッダーで裁断、廃棄した。大阪市特別顧問は同年4月9日に任期満了のため退任した。
2011年12月には、憲政史上初めて国会の下に設置された福島原子力発電所事故調査委員会の委員に任命され、同委員会の主査として報告書の取りまとめにあたった。
その他、経団連や全国銀行協会、各省庁等で、会社法、コンプライアンスに関する講演を行っている。また、テレビのニュース番組においても専門家の立場から解説する機会が多い。かつては、2006年4月から2010年10月27日まで月曜日の朝に放送されている「まーけっとNavi」のレギュラー・コメンテーターとして、最新の法制度等を紹介する「野村修也のテレビ寺子屋」も担当していた(2010年10月27日で終了)。また、日テレNEWS24でデイリープラネット木曜日の「プラネットView 野村修也の木曜政経塾」というコーナーも担当していた。現在は、日本テレビの『news every.』で毎週金曜日のコメンテーターを務めるほか、『真相報道 バンキシャ!』ではご意見番として月に1度程度レギュラー出演中で、さらに、2015年3月31日からは、TBSの朝の情報番組『あさチャン!』の、火曜コメンテーターとしても、活躍中である。2010年秋には、会計検査庁(会計検査院をモデルとした架空の役所)に採用された詐欺師が役所の無駄遣いを糾弾する、篠原涼子主演のドラマ「黄金の豚」の監修も務めた。
日本私法学会会員、日本海法学会理事、日本保険学会会員
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