近賀ゆかりの出身高校

近賀ゆかり サッカー選手

近賀ゆかり卒業高校
湘南学院高校 偏差値 神奈川県高校偏差値ランキング
サッカー選手ランキング
755位 / 1982人中 サッカー選手別偏差値ランキング
性別
女性
生年月日
1984年5月2日生まれ

近賀 ゆかり(きんが ゆかり、1984年5月2日 - )は神奈川県横浜市戸塚区出身の女子サッカー選手。湘南学院高校、 日本体育大学体育学部体育学科卒。INAC神戸レオネッサ所属。ポジションはミッドフィールダーあるいはディフェンダー。第15回L・リーグ(2003年)新人賞。北京オリンピック、ロンドンオリンピック日本代表。2007年、2011年、2015年のFIFA女子ワールドカップ日本代表。

小学3年生の時に、4歳年上の兄の影響で東汲沢サッカークラブでサッカーを始める。男子に混じって区の選抜チームに選ばれ、中学校入学時に出身校とは別の小学校の教員からの紹介で横須賀シーガルズFCに入団。当時からベレーザ入団まで、ポジションは一貫してFWであった。同クラブで全国大会優勝2回、3位1回に貢献する。卒業後は、チームメイトであった矢野喬子と共に湘南学院高等学校女子サッカー部でプレーし、高校選手権準優勝2回を果たす。15歳でU-18女子代表に選出されるとその後各世代別代表で主力として活躍し、高校3年時にはAFC U-19女子選手権で優勝、FIFA U-19女子世界選手権に出場(ベスト8)。同年12月に初めて日本女子代表候補に選ばれ、トレーニングキャンプに参加した。

日本体育大学体育学部体育学科に進学した2003年、日テレ・ベレーザに入団。第15回L・リーグ開幕戦で途中交代デビュー、新人賞を獲得した。 翌2004年にはアテネ五輪のバックアップメンバーにMFとして登録された。2005年国際親善試合オーストラリア戦(3月29日・オーストラリア・ミランダ)で代表初出場。また、大学1、3年時には、ユニバーシアード代表として銀メダル、銅メダル獲得に貢献した。

第5回FIFA女子ワールドカップにDFとして出場、アルゼンチン戦でアディショナルタイムに荒川の決勝点に結びつけるシュートを打ち、勝利に貢献する。翌2008年北京オリンピックではMFあるいはDFとして全試合フル出場し、積極的にサイドから仕掛けて得点機を演出。第3戦の対ノルウェー戦で先制点を挙げ、代表初得点を記録した(1得点1アシスト)。

2011年1月、8年在籍したベレーザから澤穂希、大野忍、南山千明とともにINAC神戸レオネッサに移籍。 2011年7月、第6回FIFA女子ワールドカップでは右サイドバックのポジションで全試合フル出場し、1アシストを記録。翌2012年ロンドンオリンピック でも全試合フル出場、銀メダルを獲得した。

2012年12月22日、第34回皇后杯準決勝浦和レッズレディース戦にて、右膝を負傷して前半25分に退場。右膝前十字靭帯断裂及び半月板損傷の重症を負い、全治6ヶ月と診断された。2013年1月15日、靭帯再建手術を受け、8月4日のリーグカップ戦で途中交代出場して公式戦復帰を果たした。

2014年、アーセナルLFCへ移籍。主にボランチでプレーした。

2015年、古巣のINAC神戸レオネッサへ復帰した。

身体能力に優れ、スピード、スタミナが持ち味である攻撃的サイドバック。ディフェンダーとしては小柄ながらフィジカルが強く、粘り強く食らいつく守備と、敏捷性を生かしたインターセプトから攻撃への素早い切り替えが特長。最終ラインからのビルドアップで起点を作り、攻撃参加時には正確なクロスやスルーパス、強烈なミドルレンジのシュートも武器とする。

日テレ・ベレーザ入団時の主なポジションはトップ下やウイングなどの攻撃的なポジションであり、入団初年度(2003年)には22試合中20試合に出場、6得点を記録し新人賞を獲得。アテネ五輪前の代表合宿でも存在感を発揮、バックアップメンバーに選出された。しかし当時は好不調の波が大きく、タレント揃いのチームにあって、数年間はなかなかレギュラーに定着できずにいた。

毎回代表候補に招集されるも最終メンバーに残れない時期が続いたが、チームでトレーニングに励み複数のポジションをこなすことで、視野の広さと戦術眼が培われ、代表候補でも群を抜くスタミナが磨かれた。2007年、当時の代表監督(大橋浩司)により、その豊富な運動量と高い足元の技術を買われてサイドバックにコンバートされると、直後のキプロス遠征で活躍を見せ、ワールドカップ出場権獲得に貢献、以降代表に定着してからほとんどの試合に起用されている。 ベレーザでも志願して同ポジションにチェンジし、不動のレギュラーを得た。コンバート当初は守備に不安があったが、徐々に守備力も磨かれ、2007年から6年連続でリーグベスト11に選ばれる。DFながら常にゴールに向かい、90分通して献身的にオーバーラップを繰り返し、広い視野と状況判断の良さで攻守に渡り存在感を発揮する。

クラブチーム時代の監督からは、『瞬発力に秀でてキレのある動き。「トップの選手だ」。それが中学三年間在籍した近賀選手の第一印象だった。「自分に足りないものをじっくり考えるタイプ。周囲に合わせ、言うこともよく聞く優等生だった。」』と評される。また、気持ちの強い選手であり、2012年3月に行われた日韓チャンピオンシップにおいて、後半開始直後に顔面を負傷、出血し鼻梁が大きく腫れ上がったが、「このまま下がりたくない」という本人の意志で強行出場、完封勝利に貢献した。その5日後に行われた親善試合、2週間後に行われた代表戦でもフル出場し、それぞれ1得点を記録するなど、怪我の影響を感じさせない活躍を見せた。

     東アジア女子サッカー選手権2008優勝

     東アジア女子サッカー選手権2010優勝

(2015年6月12日現在)

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