若本規夫の出身高校
若本規夫 タレント
- 若本規夫卒業高校
- 関西大学第一高校 偏差値 大阪府高校偏差値ランキング
- タレントランキング
- 412位 / 2233人中 タレント別偏差値ランキング
- 性別
- 男性
- 生年月日
- 1945年[2]10月18日生まれ
- 血液型
- A型
若本 規夫(わかもと のりお、1945年10月18日 - )は、日本の男性声優、ナレーター。シグマ・セブン所属。星座はてんびん座。干支は鶏。本名は、若本 紀夫(読みは同じ)。旧芸名は若本 紀昭(わかもと のりあき)。
代表作に『サザエさん』(穴子(2代目)、花沢の父)、『ドラゴンボールZ』(セル)、『銀河英雄伝説』(オスカー・フォン・ロイエンタール)、『人志松本のすべらない話』(ナレーション)などがある。
関西大学第一高等学校を経て、早稲田大学法学部を卒業。警視庁中野警察学校を経て警視庁機動隊に2年間勤務する。当時は学生紛争が過激化していた情勢下で、1968年の新宿騒乱事件では、機動隊員として最前線で攻防に加わっていた。退官後に日本消費者連盟事務局の創立メンバーを経て、黒沢良のアテレコ教室を経て声優に転じたという異色の経歴を持つ。少林寺拳法三段、全日本剣道連盟三段の資格を有しており、業界有数の“武闘派”という一面も持つ。また、武道以外にも禊流古神道神法教傳会師範代(神道の資格である)を持つ。なお、堺市育ちであるため泉州弁のアドリブをこなすこともある。
大学時代は少林寺拳法と講義に夢中だったので、就職は考えず司法試験や大学院進学を考えていたが、大学院試験に落ちたことに加え家庭の事情もあり10月から就職活動を開始。会社を一つ紹介してもらって三次試験まで残るも、面接前にビルを散策したところ気が萎え受験を放棄、その後「ハラハラドキドキする仕事」と就職課に相談したところ、警視庁と消防官の募集を教えてもらい、消防官は近視だったので無理と判断し警視庁に締切間近で書類を出して採用された(当時は警官不足だったので毎月試験を行っていた)という。
声優になる決意をしたきっかけは本人によると、消費者連盟で上司を殴り飛ばし、解雇された後に「安酒をかっくらった後に電車で帰る途中、シートで横になっていると上の棚に置いてあった新聞が顔に落ちてきた」ことであったという。新聞には黒沢良の外画のアテレコ声優の養成所のオーディションの広告があり、その日は特に何も思わずに過ごしたが、次の日になると「自分は組織や団体というものに向いていない。何か手に職をつけて、腕っ節一つだけでやっていける仕事に就くしかない」と思い、新聞広告のオーディションに参加。オーディション当日、会場に到着すると会場いっぱいに若者達がいたという。若本が「何人採るの?」と役員に聞いたところ「20人」と返され自身の受験票を見ると受験番号が「300番台後半」だったという。
一度はやめようと思ったが、会場に可愛い娘がいたことに加えて、「もう受験料を払ってしまったのだから受けるだけ受けよう」という気持ちから受験を決心。とにかく刷られた台詞を無我夢中で吹き込んだという。結果、養成所の最高権力者だった東北新社の中野寛次に認められ、全員不合格とした他の審査員の意見を跳ね除けた上で採用された。以後、異色の経歴でありながら25歳で声優界へと歩みだしたという。
2000年代以降は急激にアニメやゲームへの出演が増加している。それまでは、『サザエさん』の「アナゴさん」などに代表されるような脇役が多かったが、それ以外では年間通してわずか端役1役しか役が来なかった年もあったなど、決してアニメ方面で売れていた存在ではなかった。そのため一時期はナレーションを中心に活動していたが、その独特のイメージを築き上げたことで、特に若いアニメファン層に、性別問わず絶大な人気を誇る声優の1人に数え上げられるようになっている。その人気にあやかって若本規夫が読み上げる『小倉百人一首』などが販売されたこともある。
渋さと鋭さを併せ持つ声質が特徴。主に悪の組織のボスや悪役・権力者を演じることが多い。二枚目や二枚目半を演じることもある。
台詞にはアドリブが多く、『テイルズ オブ イノセンス』の特典DVDのキャストコメントでは子安武人に「台詞通りに喋らない」と言われたほどでもある。『テイルズ オブ デスティニー2』で若本が演じたバルバトスはシリアスな悪役であったが、『テイルズ オブ』シリーズの特典DVDでは台詞の字幕がないことをいいことにアドリブを行い続けた結果、通常とは異なるギャグキャラクターと化している。
また、『人志松本のすべらない話』や『嵐にしやがれ』など、各種ナレーションも多く担当している。『投稿!特ホウ王国』のナレーションではうねるような独特の言い回しを多用し、これ以降大きく弾けたギャグキャラクター役に抜擢されることも多くなった。
後輩声優の間からも、憧れの存在として見られることが多く、中でも杉田智和は田中理恵が先立って共演したことに対して羨望のまなざしを送り、後年若本との共演を果たした際にはかなり感激していた。
また、アニメ『銀魂』で松平片栗虎が登場した際、原作者の空知英秋が「松平は『サザエさん』で穴子さんの声をやっている人がいい」と雑談がてら作画監督と話した結果、本当に若本が割り当てられたという。
専業声優が確立する前から活動している人物の中には、声優業を役者業における副業やアルバイト的役職としか見なさない者が多い中で、「声優は役者とは別物」という姿勢の一人である。また、自身も舞台を数多く踏んだが、本人は「あんまり、役に立たなかったなあ、分からないけどね」とも語っている。本人曰く声優とは「アーティスト」であると語っている。
還暦を過ぎても若々しい体を保っている。声優、俳優としての身体を鍛えるために武道や古神道を学び、オペラや大道芸、浪曲、虚無僧尺八などの経験もあるとのこと。声を使う仕事であることを重視し、喉や肺活量を維持するための日々の鍛錬は怠らず、ヨガや水泳で鍛えている。オフの日には10時間を費やすことも[7]。「殴られる役」を演じる際には、顔を殴られるときの声と腹を殴られるときの声を使い分けているという。若本によれば、これは大学時代に4年間習った少林寺拳法及び機動隊時代の経験を元にしているとのこと。 独特の時代劇の様な話し方は趣味で鑑賞した能や歌舞伎を演技の参考にしたという[8]。
若本本人は「自分は他のところで経験や勉強をして、それを仕事で吐き出すタイプ」と思っており、演じた役から何かを得ることはないと話している[9]。
バラエティ番組などで度々放送される声優の本人顔出しリクエスト企画には、出演NGを出す場合もあるが、AT-Xで放送された『番宣部長』など顔出しによる出演も度々ある。
前述の通りギャグキャラクター役として起用されることが多く、『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』(2005年3月発売)でのガウン・ブラウディア役を演じる際には、「最近はずっとギャグキャラばかりで、やっとマジメな役ができる」と発言していたと制作スタッフが語っている[10]。
テレビ朝日系列で放送していた番組『近未来×予測テレビ ジキル&ハイド』の初期は、ハイドの声としてナレーションしていた。若本は「思いっきり怖くやって下さい」という番組側の要望に応え、「マイクベタ舐めの重低音で地を這うように淡々と読んでいた」と述べている。その後、特番で番組の放送が休止していた期間に、チーフプロデューサーから、若本のナレーションは凄みが利き過ぎて、クライアントや編集周辺から「日曜日のお茶の間の一家団欒を凍りつかせている」といった旨の声が出たとのことで、ナレーション降板を伝える挨拶があった。若本は、語りの力を認められてまんざらでもない気持ちと、レギュラー1本をなくした気持ちとが混ざって妙な気分になったという[11]。
『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日)の『ザ・激戦区』のナレーション収録では、マイマイクをMAスタジオ「ザ・チューブ」に持ち込んでいた。自分の声が「入る」マイクにこだわっていたという。[12]。
週刊トロ・ステーションではピエールが登場するとよく若本ネタが使われる。ピエールの声を若本自身が直接演じたわけではないが、「プリズン・ブレイク」を紹介した際のごっこ遊びでピエールがセオドア“ティーバッグ”バッグウェルの役になったためである。
同期の声優には、玄田哲章、銀河万丈がいる[13]。
※太字はメインキャラクター。
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