浅田彰の出身高校

浅田彰 学者

浅田彰卒業高校
洛星高校 偏差値 京都府高校偏差値ランキング
学者ランキング
265位 / 1027人中 学者別偏差値ランキング
生年月日
1957年3月23日生まれ

浅田 彰(あさだ あきら、1957年3月23日 - )は、日本の批評家。専門は批評、思想史、現代思想。学位は経済学修士(京都大学・1981年)。京都造形芸術大学大学院芸術研究科教授、同大学院学術研究センター所長。

兵庫県神戸市出身。1983年、京都大学人文科学研究所の助手時代に、26歳で『構造と力』を出版。その扱う対象の難解さにも関わらず、15万部を超すベストセラーとなり、「浅田彰現象(AA現象)」を巻き起こした。ニュー・アカデミズムの代表的な人物の一人である。

84年から87年まで、雑誌『GS』を出し、90年代は柄谷行人とともに思想誌『批評空間』を編集し、『InterCommunication』を創刊した。浅田が紹介・評価したことがきっかけとなって広まったものも多い。日本に止まらず、国外にも積極的に出かけ、数多くの対話を残している。

2008年、京都大学経済研究所准教授を退職し、京都造形芸術大学大学院長に就任。

経済学部・経済学研究科の出身で、元々は経済学者を名乗っていた。ほかに経済思想史に関する論文を執筆したこともある。しかし80年代後半以降は経済学関係の著作は皆無で、現在は経済学者は「廃業」したと述べているが、2008年まで20年に渡り、京都大学経済研究所に助教授(准教授)のまま勤務していた。結局、体系的著作は一つも残しておらず、この点を吉本隆明が厳しく批判している。また、『週刊文春』2008年3月27日号は「19年間"助教授"の末、浅田彰が京大を飛び出した」という記事で、対談本や雑学本ばかりでまともな業績がないから教授に昇任出来ないと京大を退職したのではと報じた。

「構造と力」以来、天皇制の問題について、思考し発言している。

学力低下を嘆いており、必要最小限の知識を、中学高校の間にたたきこまねばならないと考えている。国語教科書でいえば、現代のレベルの低い作品をやめ、漱石・鴎外を載せるべきと考えている。数学でいえば、中途半端な集合論をやめ、二次方程式をだれでも解けるようにすることが必要だと考えている。さらに、かつて丸山真男や遠山啓が岩波新書からスタンダードな教養を提示したように、現代でもそれに代わる新たな教養の提示が必要だと考えている。

教育問題とも関連しており、レベルを上げる必要があると考えている。たとえば、財務省のエリートは、数学か経済学の博士号くらいは持っていて、17時にはサッと仕事を切り上げて小説を執筆するなりオペラを鑑賞するというスタイルを持つレベルであってほしいと述べている。

人文知の現在については、『表象』no.01 (2007) における松浦寿輝との対談において、「プラグマティックな工学知とそれによる利潤追求がすべてだ」(テクノキャピタリズム)という発想の全面化により、「人文知の成立する余地が失われた」「いまや国家もハイ・カルチャーに興味をなくしつつあるし、オタクあがりのIT成金もハイ・カルチャーに興味をもっていない」という問題意識に基づいて、残っているのは、「日本における動物的スノッブあるいはスノビッシュな動物としてのオタク、その幼児的倒錯」しかないように見えるとして、実際、「幼児的退行を売り物にするカルチャーが、日本的なオタクの特殊な表現であるということで、世界的に売れてしまう」状況にあるとする。そして「2000年前後に、ドラスティックな変化があった。それまでは近代文学というものが辛うじて生きていた。しかしいまやそういう意味での文学とは違うところ、いわゆるライトノベルやケータイ小説、アニメやゲームのほうが、主流になってしまった。文学もそういうふきさらしの荒野に出てしまったという感じははっきりする」と述べる。

しかし「素直に言って、僕はそういうものは最悪だ」と思うし、「市場の論理がすべてだとは絶対に思わない」とはいえ、それらへの「反動として、ヨーロッパ的(あるいは東洋的)な古きよき教養に戻るというのも望ましくもなければ可能でもない。亡命知識人の体現するヨーロッパとアメリカの臨界に、20世紀の人文知の最大の可能性があった。それを21世紀にどうやって取り戻せるのかというのが、ひとつのモチーフになる」と述べている。

また、「深くアカデミックでありながら、アクチュアルな活動を展開している人が決していないわけではない。結局、人文知というのは、どうやってそういう人を見つけ、相互に結び付けていくかということにかかっている」とも述べている。

情報環境、メディア環境の急激な変化に関しては、「簡単に検索し操作できるというのは、すばらしいことに違いない。けれども、それとは別の次元で、モノとしての知に直接かつ偶然に遭遇できる場が絶対必要。そのような場、そのような遭遇をどうやって可能にしていくかというのが大きな問題だ」と述べている。

また「創造の現場とつながる」ことが「大変重要」、「人文知が理論的に洗練されていく」のはいいが、「人文知はそれと全然関係ない人たちと接触したときに本当に試される」「まず批評の実践があっていいんだけれど、同時に、自分がつくる、つくるということに参与するということがあっていい。そういうことがないと人文知というものが本当の意味で機能することはない」と述べている。

浅田が、過去さまざまなメディアに露出し、執筆したテキストは、浅田彰書誌に詳しい。また、はてなダイアリーを含むWeb上でのコミュニケーションに関しては次のように言及している。

関連サイト(公式)

関連サイト(その他)

浅田彰の関連人物

学者偏差値ランキング 職業から有名人の出身卒業高校を探す

学者偏差値ランキング

県別高校偏差値

関東

北関東

関西

北海道/東北

甲信越

東海/北陸

中国

四国

九州・沖縄

おすすめコンテンツ

全国高校偏差値ランキング
職業から有名人の出身高校を探す
有名人の名前から高校を探す

全国自治体別高校偏差値ランキング