江川紹子の出身高校

江川紹子 ジャーナリスト

江川紹子卒業高校
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性別
女性
生年月日
1958年8月4日生まれ

江川 紹子(えがわ しょうこ、1958年8月4日 - )は、日本のジャーナリストである。東京都杉並区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。

早稲田大学政治経済学部卒業後の1982年(昭和57年)から1987年(昭和62年)まで、神奈川新聞社の社会部記者として警察取材や連載企画などを担当。29歳で退社し、フリーライターとなる。

1989年(平成元年)には、息子がオウム真理教に出家した母親から脱会について相談され、弁護士の坂本堤を紹介する。その後弁護士一家が行方不明(のち一家皆殺しで発見。坂本堤弁護士一家殺害事件)となって以来、オウム真理教問題の取材に取り組む。その存在がオウムに疎まれて暗殺が計画され、未明の就寝中部屋にホスゲンガスを注入されたが、音に気づいて電灯を点けたところ犯人たちが逃げ、噴霧された量が少なくて済んだため難を逃れた(江川紹子ホスゲン襲撃事件)。

1991年には、同年年3月に法人化された幸福の科学を取材。1992年には有田芳生との共著で統一教会に関する書籍を刊行するなど、他の新宗教に対する取材も行っている。

1995年(平成7年)、オウム真理教の取材に関して菊池寛賞を授与される。その後、週刊文春にオウム裁判のルポを連載。

2006年(平成18年)8月、麻原彰晃こと松本智津夫の四女の未成年後見人となる意向を表明した。これは教団から離れ自立したいという四女側の強い希望からであり、四女自ら江川に電子メールを送り、これを江川が承諾、翌2007年(平成19年)3月22日のさいたま家裁による決定を経て、正式に未成年後見人に就いた。しかし4ヵ月後に家出、音信不通となったことから、同年9月、後見人辞任の許可を求める申し立てをさいたま家裁に行った。理由は、江川が後見人になって以後の四女の言動から「教祖の後継者という自覚で行動している者を支援するわけにはいかない」と説明している。

2010年(平成22年)11月4日、元検事前田恒彦らによる大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件を受けて設置された検察の在り方検討会議委員に就任。直前には村木厚子の手記をまとめた『私は泣かない、屈さない』が文藝春秋10月号に掲載され、『私は屈しない〜特捜検察と戦った女性官僚と家族の465日』としてドラマ化もされた。

2006年(平成18年)9月15日に地下鉄サリン事件被告・麻原彰晃の死刑判決が確定したことに関連し、読売テレビ『ウェークアップ!ぷらす』(2006年9月16日放送)およびフジテレビ『ワッツ!?ニッポン』(同日)において、被告側の弁護団が控訴趣意書を期限内に提出しなかったことが控訴審が一度も開かれないままの異例の死刑確定へと繋がった点に触れ、「弁護団が控訴趣意書の提出を拒否したのは出来る限り裁判を長期化させようとしたためであるのは明白で、自らの主義に固執したために結果的にそれが被告(麻原)の裁判を受ける権利を奪うことになったのではないか(要旨)」と弁護団の法廷戦略を厳しく断じた。また、自身のサイトにおいて、被告人の利益を損なった弁護団に対して即座に懲戒処分を下さなかった弁護士会について「被疑者・被告人の利益を守らない弁護士を放置していながら、外に向かって被告・弁護人の権利を主張しても、あまり説得力がないのではないか」と述べている。なお、2008年6月11日に「オウム被害者救済法」が成立し、同法により、被害者に対して国が見舞金を給付し、教団に対して国が損害賠償請求権を得ることになる。

小沢一郎の政治資金団体である陸山会事件において、小沢の元秘書である衆議院議員石川知裕が逮捕された際は、検察に批判的な論調を繰り返した。「沢山の記者を投入し、地道な取材を重ねていて、検察のリーク頼みのように思われるのは心外、と言いたい気持ちは分かる。しかし、そうした取材の努力が、検察側と目的を共有化する『小沢氏のクビを捕る』という方向にだけ向けられ、検察の捜査のあり方にはまったく振り向けられないことが問題なのだ。その結果、マスコミは検察の応援団としての役割を発揮した。新聞などに激しく叱責されて、民主党の議員も捜査批判をまったくしなくなった。鳩山首相も、あれだけターゲットにされた小沢氏自身まで、検察の捜査は『公正公平』などと言っている。メディアが検察批判を封じ込んだ格好だ」とマスコミを批判した。

マルコポーロ事件においては、廃刊のきっかけとなった西岡昌紀の記事内容は支持しないとしながら、同誌を廃刊に追い込んだアメリカ合衆国の親ユダヤ主義圧力団体サイモン・ウィーゼンタール・センターが文藝春秋に対して行なった広告ボイコットの手法と行動に対して「民主主義の原則を超えている」(月刊誌『創』1995年4月号(創出版))と批判し、『マルコポーロ』編集長であった花田紀凱の立場を部分的に擁護した。

2010年に検察の在り方検討会議が設置された際、法務大臣柳田稔によってメンバーに選ばれた。その後、柳田が地元の国政報告会で「法務大臣は『個別の事案についてはお答えを差し控えます』『法と証拠に基づいて適切にやっております』の二つを覚えときゃ良い」と発言したことの責任を取って辞任したことについては、「ユーモアセンスのない人が自虐ギャグを言い、外してしまった。おきゅうを据えるのはいいが、辞める必要があるのか」と擁護した。

2013年7月、民主党の細野豪志が同党幹事長を辞任したことについては否定的で、「全国各地を回って、謝罪をしつつ人々の声に耳を傾けることでせう」と細野の辞任を批判している。また、細野が山本モナと不倫したことについては、不倫を批判する人々に対して「プライベートな過ちをいつまでもあげつらう人たちが、残念ですにゃ」と擁護している。

名張毒ぶどう酒事件に関して、著書で被告(死刑確定、再審請求中)の冤罪を主張している。

福祉介護業であるコムスンの介護報酬不正請求事件及びそれに関する厚生労働省の処分に関連して、コムスンの親会社グッドウィル・グループが人材派遣業を展開している点にも触れ、派遣労働に従事する若者の劣悪な労働環境・条件の実情にも言及し、コムスン及びグッドウィル・グループの企業としての姿勢を「悪い表現だが、高齢者や若者を食い物にしている」と厳しく批判した。

2004年に二期会が宮本亜門の演出でモーツァルトのオペラ『ドン・ジョバンニ』を上演した際、「江川紹子ジャーナル」でこの演出を激しく攻撃し、宮本亜門にオペラの演出をさせることに反対すると書いた(この文章は後に同ジャーナルから削除されている)。

TBSの報道番組『サンデーモーニング』2010年5月23日放送分で、張本勲が途中降板した岩隈久志へ「エースとしてマウンドを守るべき」と「喝」を入れた。この際、出演者である江川は「途中降板もありなのでは」と反論した。放映中には口論にならなかったものの、両者の関係がこじれたため、後日、TBS側は何度か両者と話し合いを行う。しかし解決に至らず、江川は同年6月20日放映分への出演自粛をTBSから求められたことをTwitterで明らかにした。江川は今後の出演予定は未定としていた。その後、江川はTwitterー閲覧者からの「復帰しないのか」との質問に「張本さんがお出になっている間、私の復帰はない、とのことです。数日前、正式に通告がありました」と回答。番組関係者は、デイリースポーツの取材に「江川さんとは年間契約などをしているわけではない。コメンテーターとしての出演をお願いしないということです」と説明した。

2011年、韓流推し騒動に物申したふかわりょうに対し、自身のTwitterで「確認もせずに非難するのはいかがか」などとツイート。他ユーザーからの「発言全て聞いた上で発言されてますか?」との質問には「がまんして半分聞いた」「中身のないのに半分も、聞いた」と答えている。

2012年1月25日、自由報道協会が「自由報道協会賞」の「記者会見賞」部門を政治家の小沢一郎へ授賞するとホームページで発表した際、同協会会員であった江川は同協会を退会することをTwitter上で明らかにした。翌26日、協会は「記者会見賞」を協議延期とし、小沢の授賞を取り下げることを発表した。小沢については「当協会発足前からのご理解とご支援に感謝して、すべての協会賞とは別に顕彰したい」と説明した。

2014年9月28日、御嶽山噴火による自衛隊の災害救助派遣に関連し、Twitter上で「警視庁や富山県警の機動隊や山岳警備隊の応援派遣をした方がよさそう」「装甲車や戦車は、火砕流には勝てません」と発言し、軍事専門ライターらから批判や誤りの指摘を受けた。翌29日には「私の無知から生じたものです。自衛隊を災害で派遣することに反対しているわけではありません」と釈明し、当初の発言を削除した。

インターネット上に「江川紹子ジャーナル」を開設し、オウム問題のみならず、国際情勢や国内の様々な問題について論評している。吉田豪によれば、楽しみにしていた企画がボツになった場合にあきらめ切れずに駄々をこねて不貞腐れて泣いてしまうなど、江川には自身の感情に率直な一面があるらしく、吉田は江川を「萌え熟女」であると評している。

取り調べの可視化には賛成、裁判員制度には批判的な立場をとっている。

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