常盤新平の出身高校
常盤新平 作家
- 常盤新平卒業高校
- 仙台第二高校 偏差値 宮城県高校偏差値ランキング
- 作家ランキング
- 130位 / 702人中 作家別偏差値ランキング
- 性別
- 男性
- 生年月日
- 1931年〈昭和6年〉3月1日生まれ
常盤 新平(ときわ しんぺい、1931年〈昭和6年〉3月1日 - 2013年〈平成25年〉1月22日)は、日本の作家、翻訳家であり、アメリカ文化研究者である。別名に、大原寿人(おおはらとしひと)。
岩手県水沢市(現・奥州市)生まれ。早稲田大学大学院修了。作家、翻訳家のほか、マフィア研究家でもある。
作家、山口瞳を師とあおぎ、山口の著作からセレクトした本を刊行している。また、競馬好きとしても知られ、競馬についてのアンソロジーを編んでいる。さらに、将棋好きでもあり、将棋を愛する作家、ジャーナリスト、観戦記者たちの団体「将棋ペンクラブ」が与える賞、「将棋ペンクラブ大賞」の選考委員を1996年から2005年までつとめた。
母親は福島県の出身。税務署員だった父親の転勤に伴って生後半年で水沢を離れ、山形県長井町、宮城県石巻市と転居した。小学校時代に仙台市に落ち着き、高校卒業までを同地で過ごした。宮城県仙台第二高等学校を経て、早稲田大学文学部英文科卒。同大学院修了。
早川書房に入社し、都筑道夫、生島治郎の後任として、ミステリー小説誌 『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』(日本版)の三代目編集長を、1963年(昭和38年)から6年間務めた。ただし、常盤はミステリはそれほど好きではなかったので、デイモン・ラニアンやリング・ラードナーら、雑誌「ニューヨーカー」系のユーモア小説なども、よく掲載していた。また星新一のアメリカの一コマ漫画紹介エッセイ「進化した猿たち」を連載させた。
また、その間の1964年(昭和39年)には、海外の文学作品や、スパイ小説、冒険小説などを紹介するシリーズ「ハカヤワ・ノヴェルズ」を創刊し、その最初の作としてジョン・ル・カレの「寒い国から帰ってきたスパイ」を刊行。以降も話題作を紹介し、人気シリーズとした(現在は、大半の作品が「ハヤカワ文庫NV」に収録されている)。1969年(昭和44年)、『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』誌の編集長を各務三郎に譲り、その後は早川書房の「SF以外のすべての分野の編集局長」となるが、社内抗争のため、同年に退社した
早川書房を退社してフリーの文筆生活へ。アメリカの雑誌「ニューヨーカー」の黄金時代の作品や、20世紀の文学、ニュー・ジャーナリズムの作品を翻訳して日本に紹介する翻訳家、そしてアメリカの雑誌や人物を紹介するエッセイスト、さらに作家として知られるようになった。
1979年(昭和54年)から川本三郎、青山南とともに編集委員として『ハッピーエンド通信』を刊行。1986年(昭和61年)には、アメリカにあこがれペーパーバックを読みあさり、翻訳の勉強にいそしむ大学院時代の自身を描いた自伝的小説、『遠いアメリカ』が、第96回直木賞を受賞した。
一度の離婚歴を経て、再婚。東京都町田市つくし野在住。
2013年(平成25年)1月22日、肺炎のため東京都町田市の病院で死去。81歳没。
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