宮間あやの出身高校

宮間あや サッカー選手

宮間あや卒業高校
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617位 / 1982人中 サッカー選手別偏差値ランキング
性別
女性
生年月日
1985年1月28日生まれ

宮間 あや(みやま あや、1985年1月28日 - )は、千葉県山武郡大網白里町(現・大網白里市)出身の女子サッカー選手。ポジションはミッドフィールダー。大網白里町立白里中学校を経て、千葉県立幕張総合高等学校卒。岡山湯郷Belle所属。現在、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)主将。

1985年1月28日、宮間文夫(現・大網白里市市議会議員)の次女として生まれる。父は、習志野高校時代にサッカー部に所属し、高校3年次に読売サッカークラブの練習に参加した経験を持つ。その父が作ったチームである“ フッチボール Surf ”で、大網白里町立白里小学校1年の時からサッカーを始める。

小学校5年生の時、国際交流イベント「国際社会で活躍できる日本人の育成」に応募して、親善大使としてアメリカのサンディエゴでの試合を経験し、日本サッカー協会から派遣されていた、元日本女子代表の本田美登里と出会う。この時、宮間らボールを追う15名の少女たちを見て、本田は指導者の道を目指すことを決意する。

小学校6年生の時、中学1年の男子チームのメンバーとして県大会・地区予選に特例として出場。決勝戦では延長戦の末、自身がVゴールを決め優勝を果たした。この決勝戦で、監督である父からかけられた「自分以外の仲間のためにプレーしろ」という言葉を今でも鮮明に覚えているとする宮間は、「初めてチーム一丸となってサッカーの試合を戦った」と当時を振り返っている。

宮間のサッカーの技量は、小学生の時すでに、対戦した大谷秀和(現・J1柏レイソル)が「あとで聞くまで、女子とは思っていなかった」と振り返る ほどになっていた。

読売メニーナ(現「日テレ・メニーナ」)に所属し、1999年にはNTVベレーザ(現「日テレ・ベレーザ」)への昇格を果たすが、自宅から練習場までの所要時間などが負担となり、幕張総合高校2年生の時に退団。

宮間が進学した幕張総合高校では、八千代高校で羽生直剛(現・FC東京)らを育てた今泉守正(現・JFAアカデミー福島女子ヘッドコーチ)が男子サッカー部を率いていた。今泉は、宮間をただ1人の女子部員として、このサッカー部に迎え入れる。しかし、当時男子チームへの女子の登録は認められていなかったので宮間は公式試合に出られず、そのままでは日本女子代表への招集の機会も逸してしまいかねないジレンマに陥った。

そこで、高校3年になった宮間と関係者が相談した結果、2001年に、本田美登里が率いる岡山湯郷Belleに第一期生として入団。岡山県美作市の温泉旅館「季譜の里」で清掃のアルバイトをしながら岡山でのプレーをスタートさせた宮間は、2008年(平成20年)までチームの主力選手として活躍した。

2003年には日本代表に招集され、同年のFIFA女子ワールドカップ・アメリカ大会に出場。リーグでも敢闘賞を獲得した。翌2004年のU-19アジア女子選手権では主将を務め、また同年のL・リーグ(なでしこリーグ)では17得点を挙げて2部リーグ得点女王と最優秀選手に輝き、翌シーズンの1部昇格の原動力となった。

2004年に大橋浩司が代表監督に就任すると当初はサブとして、後にレギュラーとして試合に出場。最終的には大橋監督在任中に全試合に出場することになった。2007年9月11日、FIFA女子ワールドカップ・中国大会のイングランド戦(中国上海虹口足球場)における直接フリーキックによる2得点は、大きな話題となった。

2007年の日本女子サッカーリーグでは、ベストイレブンと特別表彰「サポーターが選ぶMVP」を受賞した。

2009年に発足した米国WPSのロサンゼルス・ソルに移籍。開幕戦でリーグ創設初得点をアシスト。シーズン通算でもリーグトップタイの6アシストを記録したほか、チーム内で唯一全試合フルタイム出場を果たす など、チームのレギュラーシーズン1位獲得(プレーオフ決勝で敗れて優勝は逃す)に貢献。さらにWPSオールスターズにも選出され、スウェーデンの強豪クラブチーム・ウメオIKとのオールスターゲームに出場した。シーズン終了後の9月には、前所属先の岡山湯郷に一時復帰(レンタル移籍)した。

2010年2月、ロサンゼルス・ソルのWPSからの撤退に伴い実施された分散ドラフトでセントルイス・アスレティカに移籍したが、このチームが資金難の為にシーズン序盤で WPS から脱退。再び行われた分配ドラフトで、この年 WPS に新規加入したアトランタ・ビートに再移籍した。

この在米時代に、ホープ・ソロ、アビー・ワンバック、カミーユ・アビリー、 カリーナ・ルブランなど、欧米の一流選手たちと交流を持ち、今日まで続く友情を深めた。WPSシーズン終了後の9月には古巣の岡山湯郷に完全移籍と、1年間で3チームに在籍した。

2011年には、FIFA女子ワールドカップ・ドイツ大会に出場。フリーキックを決めた初戦のニュージーランド戦と準決勝のスウェーデン戦でプレイヤー・オブ・ザ・マッチを獲得した。

決勝のアメリカ戦では、1ゴール1アシストを記録。アメリカ戦では、後半も残り少ない時間に、左サイドから全力で駆け上がり、相手のこぼれ球をゴールに押し込み、敗色濃厚だった日本チームを再起させた。ネット際の職人技で決めた同点ゴールの後、すぐさまボールを拾い、歓喜する同僚を振り払うかのように帰陣してさらに追加点を狙うその敢闘精神に畑違いの数学者・藤原正彦をして「恐ろしい」と畏怖・賞賛を惜しまなかった 。延長戦では先制点を入れられるも、残り時間4分のところで、絶妙なコーナーキックで澤による同点ゴールをアシストした。

優勝の行方がPK戦に持ち込まれ、4人目の熊谷紗希がPKを決めて日本優勝が決定した瞬間、意気消沈する旧知のアメリカ選手たちに歩み寄り敬意を表した行為は、スポーツマンシップの模範として世界中から賞賛され、アメリカ女子代表のホープ・ソロと語り合う画像は、FIFA公式サイトでもっとも多い閲覧回数を数える写真の一つとなった。 この時、ホープ・ソロからは「セントルイス・アスレティカの練習のときでも、わたしからあんなに点取れなかったくせに、なんでこんなときだけ、アヤは決めるの?」と冗談交じりに言われた一方で「日本が大震災で大変なときに、こんなに大きなことを成し遂げたんだから、もっと喜んでいいんじゃないの」と労われたという。

大会通算では、2ゴール4アシストの活躍で日本の初優勝に大きく貢献し、大会オールスターチームにも選出された。

7月20日、その功績をたたえ、出身地の大網白里町から大網白里町民栄誉賞が授与決定。大網白里町には元々このような賞の制度はなかったが、宮間に贈るために創設されたのが同賞である。8月17日、千葉県から千葉県民栄誉賞を受賞。さらに翌8月18日、なでしこジャパンの同僚とともに、国民栄誉賞を受賞。

9月1日、ロンドン・オリンピック(2012年)の予選初戦で、タイ相手に後半から出場、勝利に貢献した。宮間は、「(W杯優勝は)置いておいて、おごることなく、もう1度チャレンジャーとして五輪切符をとりたい」 と、試合後のインタビューで答えた。

11月15日、なでしこジャパンの同僚とともに紫綬褒章、11月23日、アジアサッカー連盟の2011年度女子年間最優秀選手賞 を受賞。また、11月26日、3年ぶりになでしこリーグベストイレブンに選出された。

2011年のFIFA最優秀選手賞(FIFAバロンドール)選考委員会において、宮間が12.18%のポイントを獲得し4位に入った。なお、各国代表の主将や監督及びサッカー専門記者の投票により同賞を獲得した澤穂希自身は、宮間に1票を投じた。

2012年1月3日、BS朝日の番組『勝負の瞬間』の二宮清純によるインタビューに対して、ロンドンオリンピックにおけるなでしこジャパンの勝敗が、日本の「女子サッカーの未来を左右すると思っている」と、その意気込みを語った。また、1月4日、作家の後藤正治(神戸夙川学院大学教授)による年頭インタビューに対して、サッカーに関し、「技術・戦術はとても大切ですが、実力差を超える結果を出しやすい唯一のスポーツではないかと思います。それを成し遂げるために仲間と努力していく、というのか私を惹きつけて離さない最大の魅力」 だと答えている。

2月10日、監督の佐々木則夫から、澤の後任としてチーム主将に指名され、ポルトガル南部で行われるアルガルベカップ2012 に臨んだ。佐々木は、なでしこジャパンにおける宮間の役割を、こう述べている。「宮間はサッカーに対する情熱も理論もチーム屈指であり、プレーでも言葉でもチームを勇気づけることができる。仲間思いで、気配りも隅々まで行き届いている。宮間は、キャプテンという肩書が加わったからといって、みんなに対する態度を変えたりはしなかった。自分だけが特別なのではなく、『みんなで一つのチーム』というスタンスで、今もチームメイトに接している」。

この人選に関して、同僚の安藤梢(FCR2001デュイスブルク)は、「あやは前からチームの中心で違和感もない」 と指摘した。

決勝進出をかけた第3戦アメリカ戦は、澤穂希が体調不良で欠場し苦戦が予想されたが、途中出場した高瀬愛実にコーナーキックで絶妙なボールを送り、米国への歴史的な勝利(1勝4分21敗)を演出した。澤の後継者としてキャプテンシーを発揮し、通常は優勝チームから選出される大会MVPを獲得。優勝を逸したことに関しては「自分の力不足」 とし、「自分たちの足元を見つめ直すいい機会になったと思う」 と述べた。4月8日に行われた、キリンチャレンジカップ2012のブラジル戦では、4点の内の「3点に絡む活躍」で、「澤穂希に代わる大黒柱として日本を引っ張った」。

雑誌『月刊少年ライバル』(講談社)の6月号に「魅せろ!なでしこJAPAN 宮間あや物語」が掲載される。宮間の故郷にある大網白里町アリーナで「宮間あや選手を応援する会」(会長・内山清)が発足。

5月14日、U-20女子W杯の大会アンバサダーに選出される。

初戦のカナダ戦の前に円陣を組んだ際、宮間は「みんなに大切な思いがあって、大切な人もいる。6試合をお互いのために戦おう」 と檄を飛ばした。

8月7日に行われた準決勝戦において、フリーキックによって2ゴールの起点を作り、フランスへの勝利を決定した。フランスのGKを誘い出したフリーキックは、「ぶれ球ならGKのキャッチミスかDFのヘディングミスが起きる」 と見越した末に選んだプレーだった。試合後、決勝戦で対決する米国の代表的メディアの一つNBCニュースは、在米時代の同僚だった仏代表のカミーユ・アビリーを宮間が慰める写真を掲げ、「優れたスポーツ選手でありながら真のスポーツマンシップをも見せた」 と称えた。

アメリカとの決勝戦を終えた後の談話で、「チーム一丸となってやり切れたことを誇りに思っている。結果は銀だったが、お互いを信じてやってこられた。みんなに感謝している」と同僚への感謝を口にした。大会を通じて、名実ともの澤穂希の後継者となった宮間について、澤は、背番号10は「いずれ宮間につけてほしい」と語っていた。

大網白里市の歌手・ヨーデル渡辺によって、宮間の応援歌『海を越えて』が作られた。

また、ロック歌手の石田美穂子によって、宮間の応援歌『君という花』が作られた。

帰国の翌日に所属チームの岡山湯郷ベルの練習に参加していた宮間は、「銀になり、期待を裏切ったと思ったが、温かい言葉をかけてもらい安心した」 と語った。岡山県の石井正弘知事は、福元美穂選手とともに、W杯から2回目になる県民栄誉賞を授与することを決定した。

11月29日、アジア・サッカー連盟(AFC)は2012年の年間表彰式を行い、日本女子代表主将のMF宮間あやを2年連続2度目の女子の最優秀選手に選出した。

2013年になると、フランスの名門サッカー・チーム「パリ・サン=ジェルマン」のファリド・ベンティティ監督が宮間の獲得に意欲を見せた。2月7日、同僚の福元美穂とともに「岡山スポーツ賞」を受賞した。

2014年5月、ベトナムで開催された2014 AFC女子アジアカップではアジアカップ初優勝を達成し、大会MVPを受賞した。

FIFA女子ワールドカップ・ドイツ大会において、日本チームが唯一敗戦を喫したイングランド戦の前日、FIFAによるインタビューに対し、イングランド代表選手のケリー・スミスは、宮間について以下のように述べ、攻守の流れを読む力と絶妙なパスワーク、そして巧みな試合運びを指摘している。

「とても才能あるサッカー選手。技術面でとても優れていて、 卓越した試合運びで良いパスを通し、身のこなしが素早いのです。足を止めた時がとりわけ脅威で、彼女がつぎにどう動くかわからないのです。彼女は自分の思うところに自在にボールを打つことができます。彼女がプレーしているのを見るのは楽しみです … 対戦相手の時でなければの話ですが!」

試合では、精確なパサーとしてアシストすることが多い。「そこに蹴るだけなら大体いける」という精度の高いのキックの原点は、関東選抜に選ばれた小学6年生の時に木村和司(元・横浜マリノス監督)が披露したFKにある。この時宮間は、「枠の外を狙って打て」と伝授された。読売メニーナに所属していた中学時代には、同じ敷地内で練習していたラモス瑠偉のFK練習を間近に見てイメージを膨らませた。

「両足で蹴れるし、キックの精度が高い。セットプレーでは、自分はボールに体をあてるだけでいい」[49] と澤穂希が評する、キッカーとしての卓越した能力から、日本女子代表の試合の場合、フリーキックやコーナーキックを任されることが多い。

左右どちらでも蹴り分けられることに関しては、「母はバスケットをしていたのですが、私が左でうまく蹴れないのを見て、『バスケットならどちらの手でもドリブルできるよ』と言われたことが悔しくて、それがきっかけで左右平等に蹴られるようになった」[50] としている。

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