佐藤貴規の出身高校

佐藤貴規 プロ野球選手

佐藤貴規卒業高校
仙台育英学園高校 偏差値 宮城県高校偏差値ランキング
プロ野球選手ランキング
1842位 / 4783人中 プロ野球選手別偏差値ランキング
性別
男性
生年月日
1993年1月29日生まれ

佐藤 貴規(さとう たかのり、1993年1月29日 - )は、宮城県仙台市出身のプロ野球選手(外野手)。

NPBの東京ヤクルトスワローズに在籍する由規(佐藤由規)の実弟で、2011年から2014年までは、自身も育成選手として同球団でプレー。2015年からは、ベースボール・チャレンジ・リーグの福島ホープスで現役生活を続けている。なお、福島への入団後は、名前の「貴規」を登録名に用いている。

仙台市立北仙台小学校に在学中の5年生の時から、本格的に野球を始め、6年時に全日本リトルリーグ野球大会準優勝。仙台市立北仙台中学校時代は東北シニアに所属し投手兼三塁手。当時は最速138キロを記録し素質は由規以上と言われていた。

仙台育英高校では1年夏からベンチ入り。2年春県大会で打率.571を残しレギュラーに定着。3年夏に第92回全国高等学校野球選手権大会出場し3回戦まで進む。

2010年10月28日の育成ドラフト会議で、東京ヤクルトスワローズから3巡目指名を受けて入団。実兄の由規とチームメイトになった。背番号は111。なお、指名の前から『ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう』(TBSテレビ制作の特別番組)の密着取材を受けていたため、指名の模様は同番組でも紹介された。また、この会議では、チームメイトの木村謙吾も東北楽天ゴールデンイーグルスに2巡目で指名。同じ年のドラフト会議で、仙台育英高校から2人の選手が指名されたのは初めてであった。

2012年には、イースタン・リーグ公式戦で打率3割、103安打(いずれもチームトップ)という好成績を残した。

2013年には、育成選手に関するNPBの規約に沿って、10月31日にいったん自由契約選手として公示。11月12日に育成選手として再契約を結んだ。

2014年には、イースタン・リーグ公式戦85試合に出場。打率.308という成績を残したが、入団以来支配下登録選手への移行を果たせないまま、10月1日に球団から戦力外通告を受けた。同月31日に再び自由契約選手として公示されたが、11月9日には、シートバッティング形式の第1回NPB12球団合同トライアウト(草薙球場)に参加。しかし、5人の投手に対して、5打数1安打2三振という結果に終わった。

前述のトライアウト後に一時現役引退を決意した(詳細後述)が、2015年2月14日にベースボール・チャレンジ・リーグ(BCリーグ)の合同トライアウト(ロッテ浦和球場)へ参加。さらに、この日開かれた同リーグのドラフト会議で福島ホープスからの2巡目指名を受けたことから、入団に至った。背番号は8で、登録名は「貴規」。

2015年からBCリーグの東地区へ参入した福島では、自身と同じく前年にヤクルトから戦力外通告を受けた岩村明憲選手兼任監督の下で、リーグ戦全73試合に出場。チームトップの打率.326、リーグトップの30二塁打を記録するとともに、4本塁打、23盗塁、39打点という成績で、チームの後期地区優勝に大きく貢献した。また、外野手部門でリーグのベストナインを受賞した。

その一方で、2015年11月10日には、2年連続で12球団合同トライアウトへ参加。7人の投手に対して、参加野手では最多の4安打・3二塁打を記録したが、NPBの球団から獲得を打診されるまでには至らなかった。貴規自身は、NPBへの復帰を視野に、2016年もBCリーグでプレーを続ける意向を示している。

ヤクルトの育成選手時代には、バットコントロールを高く評価される一方で、利き腕である右腕からのスローイングが守備面での大きな課題になっていた。2013年のシーズン終了後には、投手出身の宮本賢治ファームディレクター(当時)の勧めで、スローイングの精度を上げるべく左投げも練習。ただし、登録上は従来の「右投左打」を維持していた。福島へ入団した2015年には、北海道日本ハムファイターズの外野手だった村田和哉選手兼任コーチ(当時)からの指導によって、スローイングや守備力を大幅に改善させている。

ヤクルト時代には、育成選手契約から支配下選手契約へ移行した場合に、登録名を本名(佐藤貴規)から名前の「貴規」に変更することを予定していた。しかし、移行を果たせないままヤクルトを退団したため、福島への入団を機に「貴規」を登録名に用いるようになった。

2014年の12球団合同トライアウトの直後には、NPBの一部球団から、育成選手契約のオファーを受けた。しかし、支配下登録選手としてNPBで現役生活を続けることを望んでいた貴規は、このオファーを辞退。辞退後には一時、野球とは無関係の企業への就職を検討していた。しかし、2011年に発症した右肩痛のリハビリに取り組む由規の説得や、ファンからの激励を受けて現役続行を決めた。地元に近い福島を現役続行の場に選んだ理由は、NPBの元選手(岩村・村田・真田裕貴)が選手兼任の指導者として在籍していることや、「プレーを通じて(自身の実家も被害を受けた)東日本大震災の被災者を少しでも勇気付けることができたらいい」という思いに至ったことにあったという。

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