上本博紀の出身高校

上本博紀 プロ野球選手

上本博紀卒業高校
広陵高校 偏差値 奈良県高校偏差値ランキング
プロ野球選手ランキング
3775位 / 4783人中 プロ野球選手別偏差値ランキング
性別
男性
生年月日
1986年7月4日生まれ

上本 博紀(うえもと ひろき、1986年7月4日 - )は、阪神タイガースに所属するプロ野球選手(内野手)。 2014年より阪神選手会長を務めている。

広島県福山市出身。実弟は広島東洋カープの上本崇司。福山市立松永小学校4年生の時に「松永ソフトボールクラブ」にてソフトボールを始めた。中学時代には地域の軟式野球のクラブチーム「松永ヤンキース」に所属し、1年生の秋から1番・二塁に定着。3年生のときには年間約60試合のリーグ戦のなかで122個の盗塁を記録した。

広陵高校時代には1年夏から甲子園に4季連続で出場し、2003年の選抜高等学校野球大会では1番打者として西村健太朗、白濱裕太らと共に優勝に貢献。21打数で選抜大会の個人最多安打記録タイまであと1安打に迫る12安打、3打点を挙げた。同年の全国高等学校野球選手権大会ではチームは2回戦で敗退したものの、先頭打者本塁打を含む10打席連続出塁(6打数6安打4四球1本塁打)を記録した。その年に行われたアジアAAA選手権に2年生ながら日本代表に選出され、最優秀守備選手賞を獲得した。

主将を務めた2004年の選抜高等学校野球大会には、チームの捕手不足のためコンバートされ、3番・捕手として出場した。全国高校野球選手権大会の広島地方大会では1番・二塁に戻ったが、準々決勝で岩本貴裕を主将に擁する広島商に敗れ、5季連続甲子園出場はできなかった。

その後早稲田大学(スポーツ科学部)に進学、1年からレギュラー出場し、4年まで全104試合にフルイニング出場を果たした。4年次には主将も務めた。通算411打数109安打、打率.265, 4本塁打、46打点。通算109安打は当時歴代13位の記録で、また全試合フルイニング出場は慶應義塾大学の高橋由伸以来であった。東京六大学野球ベストナインを5回受賞。日米大学野球選手権大会や世界大学野球選手権大会の日本代表でもレギュラーとして活躍した。4年春の早慶戦一回戦では、ホームスチールを成功させ、決勝点を導いた。

2008年のプロ野球ドラフト会議で阪神から3位指名を受け、12月2日に契約金7,000万円、年俸1,000万円で仮契約。

プロ1年目の2009年は一軍出場がなく、二軍のウエスタン・リーグでチーム1位の88試合に出場。打率.241, 0本塁打、25打点、16盗塁、OPS .618の成績を記録した。

2010年、7月8日の対東京ヤクルトスワローズ戦で一軍初出場。7月9日の対横浜ベイスターズ戦の8回から代走で出場し、二塁へ盗塁した際、相手捕手橋本将の送球が上本の身体に当たり外野に転がる間に一気に本塁へ生還。プロ初盗塁が初得点となった。8月25日の対広島戦では、梅津智弘からプロ初安打を放つとともに初打点も記録。9月5日の対広島戦において、8番二塁手でプロ入り初スタメン出場し、プロ入り初の猛打賞を記録した。

2011年、7月1日の対横浜戦(倉敷マスカットスタジアム)で、大原慎司からプロ入り初の本塁打を記録、7月27日の対中日ドラゴンズ戦でチェンからプロ入り2号となる満塁本塁打を記録した。しかし翌2012年はオープン戦の守備中に左肘内側の副靱帯を痛め、7月1日になってようやく出場選手登録された。

2013年、開幕前の2月26日に開催された阪神とWBC日本代表との強化試合(京セラドーム大阪)で阪神の1番・遊撃として先発出場した際、6回表の守備で日本代表チームの坂本勇人の飛球を追って後退した際に、左翼手の伊藤隼太と交錯し転倒。そのまま起き上がれなくなり、グラウンド上から担架で運び出された。右目周辺の裂傷に加え左足首の前距腓靱帯を損傷しており、6月5日に二軍の全体練習に合流したものの、その後左足首の痛みが再発したため、同月24日に左足関節内のクリーニング手術を受けた。8月29日に出場選手登録されると、同日の対読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)に2番・三塁で先発出場、プロ入り初めて三塁手での出場となった。9月3日の横浜DeNAベイスターズ戦では、この年初めての本塁打を記録した。9月18日の対広島戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)では、7回表から弟・崇司が遊撃の守備に就くと、兄である博紀もその裏の守備から二塁手として登場。いずれも守備固めとしての起用ながら、人生で初めて同じ試合に兄弟揃って出場した。

2014年から阪神選手会の第15代会長に就任。この年1月25日に、知人の紹介で2012年末から交際していた一般人の女性と結婚することを発表。開幕はベンチスタートだったが、前年の正二塁手だった西岡剛の故障離脱後は1番・二塁としてスタメンに定着。4月10日の対DeNA戦(甲子園)では、9回裏の第5打席でプロ入り後初のサヨナラ安打を記録。5月3日の対ヤクルト戦(明治神宮野球場)で、二塁の守備で雄平の打球を右手に受けて親指末節骨を骨折し登録抹消されたが、セ・パ交流戦から復帰し、再び1番・二塁に戻った。その後は成績が低下したが、最終的に自己最多の131試合に出場し、初めて規定打席に到達。キャリアハイとなる打率.276, 出塁率 .368, 7本塁打、38打点を記録した。一方で守備においてはリーグ最多の17失策を記録した。オフの10月21日に、「日本プロ野球80周年記念試合」の阪神・巨人連合チームに選出された事が発表された。

2015年8月4日の広島戦でダイビングした際に腰と股関節を強打。6日に出場登録を抹消された。7日、精密検査の結果左上前腸骨棘亀裂骨折と診断された。26日に一軍復帰を果たした。しかし、9月12日に左太もも裏の肉離れで再び登録抹消された。 結局、肉離れから復帰できず2015シーズンは108試合の出場にとどまった。

ボールゾーンスイング率が低く、優れた選球眼を持つ。高校時代の監督である中井哲之は上本について「彼は間違いなく天才です。プロとしては体が小さいですが、それを補って余りあるほど野球IQが高い。」などと評している。

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