島田 謹二(しまだきんじ、1901年-1993年)は、日本の比較文学者。東北帝国大学英文科卒。はじめ英国詩を専門としたが、他のヨーロッパおよび日本の詩歌に関心を深め、戦前、台北帝国大学教授を勤め、戦後、東大教授となって、新設された大学院比較文学比較文化専修課程の初代主任となり、平川祐弘、芳賀徹、小堀桂一郎、亀井俊介らを育てた。定年退官後は東洋大学教授を勤めた。北原白秋、佐藤春夫らの詩人にも師事した。秋山真之を『坂の上の雲』に描いた縁で司馬遼太郎とも親しかった。 一般には、東大定年後の『ロシヤにおける広瀬武夫』『アメリカにおける秋山真之』(日本エッセイストクラブ賞)、『ロシヤ戦争前夜の秋山真之』(菊池寛賞)などの軍人評伝で名を知られる。戦前の台湾で活躍した女性詩人花浦みさをの発掘も行った。文化功労者。記念して島田謹二学藝賞が設けられ、東大比較文学会の若い学者に与えられている。
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